23日放送の日本テレビ系情報番組「スッキリ」(月~金曜前8・0)は体操女子の2016年リオデジャネイロ五輪代表の宮川紗江選手(19)に暴力行為を働いたとして速見佑斗コーチ(34)が日本体操協会から無期限の登録抹消などの処分を受けた騒動を取り上げた。
この騒動に宮川選手は代理人弁護士を通じ、「パワハラされたと感じていません」と処分に疑義を表明、今後も同コーチの指導を受けたいとの意向を示している。
番組に出演した編集者の箕輪厚介氏(32)は、「暴力行為があったなら、協会としてクリーンに処分しないといけないと思う」と一定の理解を示しながらも、「5、6年前のことを急にここで持ち出すのは裏がある可能性がある。権力争いなのかわからないが、また違う事実があるのかという気がする」と指摘した。
コメンテーターのモーリー・ロバートソン氏(55)は、「速見元コーチを追い出したいというのがありき。暴力問題は話題性がある。世論も味方をしてくれる。これは使おうという権力闘争の駒として動かしているのかという疑念が生じる」と持論を展開した。
MCの加藤浩次(49)は協会の処分内容に首をかしげ、「宮川選手があまりにかわいそう。東京五輪を目指して速見元コーチと2人でやっていきたいという気持ちがあるのに、1人で練習するしかない」と思いやった。