6番ホール、この日最初のバーディーを奪った原辰徳氏(左)は同組の中嶋常幸プロと笑顔でグータッチをする=裾野カンツリー倶楽部(撮影・大橋純人) 国内シニアツアーの「ファンケルクラシック」第1日(17日、静岡・裾野CC=7009ヤード、パー72)、アマチュア枠としてシニアツアー2戦目の原辰徳氏(60)=ファンケル=が2バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの6オーバー78だった。
スタート1番(パー4)の朝イチショットで270ヤードを飛ばしてパー発進も、2番(パー5)をダブルボギーとして5ホールで4オーバーと苦しい展開。それでも6番(パー4)ではピン左6メートルをねじ込んで初バーディーに同組の中嶋常幸とグータッチでギャラリーも大興奮だった。
2バーディーを奪ったが、アイアンショットのミスが響き不本意な結果にも「自分のプレーのベストだったと思います。野球なら語れますが、ゴルフは語れないが、楽しかった。東京ドームを彷彿とさせる雰囲気があった」とさわやかな表情だった。ゆったりしたスイングの完成度は高く、他のプロからも絶賛。永久シード選手の中嶋は「スマートでクールで賢い。ゴルファーになってたらメジャーに出れるような選手になっていたかもしれない」と実力を認めていた。
残り2日間での戦いに向けて原氏は「正々堂々と戦いたい」と巻き返しを誓っていた。