偉業は達成できなかった。岩井隆監督(48)はナインをねぎらい、「点差が離れてもウチらしい粘りで戦ってくれた。この夏へ向け、ただ一人、優勝経験の野村を1年かけて鍛えてきた。次のステージに生きると思う」と4番打者の未来に期待した。
昨秋は「4番」、冬には「主将」、春から「エース兼4番」と常に刺激を与え続けられてきた野村は、右の強打者として広島、西武などプロから評価が高い。「進路は決まっていないが、将来的にはプロになりたい」と野村。明言は避けたが、今秋のドラフトで再び表舞台に戻ってくる。 (赤堀宏幸)
「まだ、足りないものがあった。野村を中心にやってきて、粘れたけど…。次のチームにがんばってほしい」
「体が勝手に反応した。先輩に申し訳ない。次の春と夏、絶対甲子園に来ます」
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