俳優で歌手の中山優馬(24)、松岡充(46)、中村雅俊(67)が11日、東京・千駄ヶ谷の紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAでトリプル主演する音楽劇「ローリング・ソング」(演出・鴻上尚史)の初日公演を行った。
夢に翻弄される3世代の男たちを描いた物語。
ミュージシャン役の中山は結婚詐欺師役の中村と彼の名曲「あゝ青春」をデュエットしたほか、ギター演奏にも初挑戦し、「すごい楽しい。歌っている中村さんをテレビでしか見たことがないので不思議な気分」と43歳差デュエットに手応え十分の様子。ギターについても「ロッカーを目指している役でギターにも挑戦させていただいた。お二人に教えてもらっています」とハニかんだ。
ビジネスマン役の松岡は「(中山は)真面目。この(端正な)顔ですごい努力するから」とたたえ、中村については「歌うと(瞬間に役から)中村雅俊になるんです」とお茶目に告白。中村は「『あゝ青春』を歌っていただいて光栄。久しぶりに歌ったんですが、いい曲はどの時代も関係ないと実感した。(中山の)ギターは上手。見事です」と絶賛していた。
舞台は9月2日まで同所で。同5、6日に福岡・久留米シティプラザ、同14~16日に大阪市北区のサンケイブリーゼで上演される。