「最下位やけど、まだまだ上位を狙えると思うし、みんなが一つになってやっていくしかない。そこに加われたら。だから出してください!」
前日3日の全体練習で言葉に熱を込め志願の出場だっただけに、有言実行の仕事っぷりだった。
右腓骨骨折した6月30日。試合後は自らの足でクラブハウスへ引き揚げた最強の超人でも、勝てないものがあった…。その日の試合前、なんとあごには大きな絆創膏が貼ってある! 朝の宿舎での出来事…。
「ひげそりってミスったらけっこう血、出るんやな。びっくりしたわ」
さすがの糸井も、鋭い刃に思わず苦笑い…。だが足の痛みには負けず、グラウンドに仁王立ちしている。もうふさがらないかとさえ思われた、チームの傷も、見事にカバーしてみせた。
やはり、絶対に欠かせない男だ。糸井が打点を挙げれば、4連勝中。とにかく勝ちに飢えている。まだまだ打ち足りない。
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