のるかそるかの大ばくちを打つ。勝つか引き分けで、自力での1次リーグ突破が決まるポーランド戦。公式会見で西野監督はポーカーフェースを貫いた。
「明日のメンバーについては、今日の練習を確認してから。それによって最終決定したい」
セネガル戦の前日には「先発はコロンビア戦と一緒で」と異例の予告先発を行ったが、今回はけむに巻いた。
試合開始23時間半前から非公開で行われた紅白戦。関係者によると、ここまで2試合を同じメンバーでスタートしてきた指揮官は、先発6人を入れ替える大シャッフルを敢行した。疲労の色が濃かったFW大迫、MF香川、MF原口、MF乾、MF長谷部、DF昌子は控え組に回したという。
代わりに前線はFW岡崎、MF武藤が2トップを形成。2列目は左にMF宇佐美、右にDF酒井高を抜擢(ばってき)。中盤にMF山口、センターバックにDF槙野を入れた。試合開始から4-4-2布陣で臨めば、西野ジャパンでは初。あまりにも大胆な戦術変更には、相手との情報戦の駆け引きもありそうだ。
一方で、岡崎は2010年南アフリカ大会、14年ブラジル大会は、ともに1次リーグ3戦目に得点した。今回も3戦目となるポーランド戦でゴールの期待が高まる。
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