6回、適時打を放つ阪神・原口=甲子園球場(撮影・森田達也) (セ・リーグ、阪神6-11広島、11回戦、広島8勝3敗、24日、甲子園)虎党の期待に、原口がまたも応えた。1-6と突き放された直後の六回二死満塁。岡崎の代打で登場すると、代わったばかりの永川の142キロを一閃。中前へ、反撃の2点打となった。
「しっかり準備して入っていっています。追いついていくために大事なところだった。(打てたことは)よかったです」
前日に続く代打2点打で、今季の代打打率は5割ジャスト(20打数10安打、7打点)と驚異の勝負強さ。今季の計7打点もすべて代打であげたもので、まさに切り札だ。
そのままマスクをかぶると八回には右前打。出場19試合ぶり、今季4度目のマルチ安打もマークした。「しっかり体と頭の準備をしています。いい準備ができていることが一番です」。スタメンマスクこそまだ5試合だが、35試合出場で打率・327。少ないチャンスをものにし、チームの勝利に貢献していく。 (新里公章)
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