トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は12日、シンガポール・セントーサ島のカペラホテルで史上初の米朝首脳会談を行った。
米朝両首脳の初対面では、トランプ氏と金正恩氏の身長差も注目されていた。約1メートル90のトランプ氏に対し、金氏は約1メートル70とされる。しかし、会談場所のホテルで向き合った両者の身長差は20センチもなく、10センチほどしかないように見えた。
金氏の愛用品が威力を発揮したと指摘するのは、日本のシークレットブーツの専門家。両首脳の写真や金氏の靴の様子から「12~13センチは上げ底にしている」との見方を示した。
撮影された金氏の靴をみると、甲の角度が通常よりも急で、かかと部分が高い。また裾の広いズボンを履き、靴を隠すようにしている。金氏が首脳外交でシークレットブーツを駆使するのは、もはや公然の秘密。4月の韓国の文在寅大統領との南北首脳会談でも、韓国紙の朝鮮日報は専門家の分析として、4~5センチの上げ底と報じていた。
通常、シークレットブーツはつま先部分には細工がなく、ハイヒールを履いているような状態になるという。「背が高くなる靴TALLSHOES」東京銀座本店の針生達也店主(53)は「履くと重心が前に来るので、後ろに体重がかかりやすい太った人や胸を反らし気味の人は、バランスを取りやすいだろう」と説明。金氏とは相性が良さそうだ。
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