「サンスポフィッシング・チャレンジ2018」のワンデー・外房地区大会が7月8日、千葉県勝浦市・川津『鈴丸』など8軒の船宿が参加して開催される。対象魚はイサキで大型3尾の重量制。規定尾数50尾の好釣果が連日出ており、どう大型を揃えるかが勝負となる。その方法を探ろうと『鈴丸』に乗った。
★状況
ポイントは海中公園沖。タナは上から15~30メートル。潮温も上がり、安定している。取材日は17・9度と申し分ない。活性は高く、1投目からイサキが釣れ、好スタートを切った。
★鈴木武夫船長の必釣法
「イサキはどうしても大中小型が交じるが、良型が釣れたらそのタナを攻めるといいでしょう。中小型に食べられないように大きめの餌を使うのも手。餌は持ち込み可能なので少し大きめの沖アミなどがお勧め。もう一つは数を釣り、大型を選ぶ。手返し良く釣るため、ワームバケのシラスタイプは試す価値あり。サイズは3、4号でカラーはピンクか白」
★実釣
3人で出船。私のほかに女性が1人。釣果を聞きつけ、都内から1人で来たという。『鈴丸』ではFLビシ60号を使用。付け餌はイカ。細長く切られたイカを自分でカットして使う。1投目は上から21メートル。船長のアナウンスは「24メートルからシャクって」。タナプラス仕掛け分だ。しっかり竿を振ってコマセをまく。タナの手前でアタリが来た。本命のイサキだ。
「今度は18メートル。21メートルからやって」と船長。指示ダナですぐにアタリがきた。追い食いを狙う。竿が重くなった。23センチのダブルだ。秘密兵器の「ワームバケ」を3本バリの上と下にちょん掛けしてみた。コマセを振り、タナで止める。アタリだ。追い食いを待つ。竿がずっしり。入れ食いだ。あっという間にバケツはイサキでいっぱいになった。
釣れる度にイカが取れてしまうので、3本バリ全部にワームバケを付けてみた。ミヨシの女性もひっきりなしに釣る。ダブル、トリプルとイサキが船に取り込まれていった。