1-0の辛勝に、2万8984人のサポーターから大歓声が飛んだ。浦和が今季リーグ6戦目で初勝利。決勝点は前半5分、エースFW興梠が右足で決めた。
「冷静にシュートを打てた。この1勝は大きい。泣きそうになった」
仙台には浦和移籍後、11試合で14得点。目下5戦連発のお得意様だ。そんな仙台キラーがクラブの窮地を救った。
開幕から5戦未勝利となった前節終了後に堀監督が解任され、暫定的に大槻毅監督(45)が就任。この日も引き分け以下ならクラブワースト新記録だった。大槻監督は仙台に合わせて4バックから3バックに変更し、白星をもぎ取った。
「1勝できたことはよかったが、満足はしていない。一つ一つ勝っていきたい」とDF槙野。昨季のアジア王者が、自信を取り戻せるか。 (宇賀神隆)
「先発11人は戦える選手を起用した。この状況で戦えない選手は、この先もずっと戦えないだろう」