感想戦をする古森悠太四段=5日午後、大阪市福島区の関西将棋会館(撮影・宮沢宗士郎) 将棋の最年少プロで、4月から高校生の藤井聡太六段(15)は5日、大阪市の関西将棋会館で指された棋王戦予選で古森悠太四段(22)を破って2018年度、最初の対局を白星で飾った。
敗れた古森四段は昨年10月四段に昇段、22歳だが藤井六段にとって数少ない後輩にあたる。今春神戸大経済学部を卒業、異色の国立大卒プロ棋士でもある。今年2月の新人王戦で藤井六段にプロ初黒星を喫し「力を出させてもらえず、心が折れてしまった。プロとして戦っていけるのかとショックを受けた」と振り返る。今対局を前に「自分も負けないぐらい成長しているところを見せたい。長考は得意。じっくりと攻めたい」と話していたが、リベンジはならなかった。