レアルマドリードUー15の一員として来日した中井卓大=神奈川・平塚市 日本選手で初めてスペインリーグ・レアルマドリードの下部組織でプレーし、チームの一員として帰国している14歳のMF中井卓大が27日、神奈川・平塚市内で行われたJリーグのユースなど8クラブで争う「U15キリンレモンCUP」の1次リーグ初戦、湘南戦にトップ下で先発出場した。柔らかいタッチのドリブルやパスで好機を演出したが、チームは2-2で引き分けた。
30分ハーフの後半16分で交代した中井は「チームも僕も100%ではなかった。(プレーの出来は)65点くらいです」と唇をかんだ。
2012年に日本で開催された「レアル・マドリード・ファンデーションチャレンジキャンプ」に小学3年で臨み、優秀選手に選ばれた。翌年にスペインでの練習に参加し、入団テストに合格。バルセロナの下部組織でプレーした16歳のFW久保建英(たけふさ、現FC東京)に次ぐ逸材として注目を集める。
1メートル70、52キロの司令塔に対して、チームのペドロ・サンチェス監督は「一番優れているのはテクニック。 ボールコントロールが素晴らしい。判断力を磨けばより良い選手になる」と期待を寄せる。
日本サッカー界期待の星は、スペイン語で「(スペイン代表の)イスコみたいな選手になりたい」と愛くるしい表情で話した。
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