即戦力の評判に違わぬ投球だった。味方の失策がからんで3点を失ったものの、最速150キロを計測。力を存分に見せつけ、開幕ローテーション入りをゲットだ。ドラフト1位・田嶋がタカ斬りで公式戦デビューを飾る。
「結果的には悔しいですけど、内容としてはいろんな場面の経験ができて良かった。直球で押すことができましたし、コースも甘くなれば打ち損じではなく、打たれることも分かった」
収穫十分のマウンドだった。一回先頭の桑原に三塁線を破る二塁打を浴び、その後、一死三塁からソトの二ゴロの間に1点を失った。四回にも味方の失策などで二死二、三塁とされ、佐野に右前2点打を許したが、自慢の直球で押すスタイルを見せつけた。
3回2/3を投げ、3安打1奪三振1四球3失点(自責1)。ノーワインドアップでもセットポジションでも、ともに150キロを計測した左腕に、福良監督も「いいものを見せてくれた。あれ(右打者への内角球)が良かったし、外角にもいいボールを投げていた」と高く評価した。
この記事をシェアする