タレント、デヴィ夫人(78)が17日放送のTBS系トーク番組「サワコの朝」(土曜前7・30)に出演。極貧の少女時代を過ごした戦中から戦後の生活を振り返り、「食べる物がなくて、線路のところに生えている食べられそうな草をおうちに持って帰って、お雑炊の具にした」と語った。
デヴィ夫人は、幼少期を過ごした戦中から戦後にかけての極貧生活を打ち明けた。大工の棟梁をしていた父親について「義侠心の強い人で、お金がない人のお家ばかり建てていて、うちが貧乏だった」と述懐。また母親はさまざまな内職をして家計を支えており、春には母の日で使う赤いカーネーションを作り、秋には赤い羽根を作っていたことという。
デヴィ夫人は、夫であるインドネシアのスカルノ元大統領(享年69)との間にあった壁がなくなったきっかけも紹介。元大統領も非常に貧しく「一服の塩と一杯のコップが一日の食事だった」と明かされた際、「この人は大統領閣下じゃなくて同じ人間なんだ、と思った」と振り返った。
デヴィ夫人は、プロポーズについても披露。「私のインスピレーションの源になってほしい、私の力の源泉になってほしい、私の人生の喜びとなってください」という言葉だったそうで、「100年生きても、こんな美しいプロポーズの言葉は聞けないんじゃないか」とエピソードを語った。