西野は被害者たちにスペシャル成人式を開くことを明らかにした 横浜市の振り袖販売・レンタル業「はれのひ」が突然休業し、成人式に晴れ着を着られない新成人が続出した問題で、お笑いコンビ、キングコングの西野亮廣(37)が12日、被害にあった新成人らに成人式をプレゼントすることを明らかにした。2月4日に同市内で開催し、振り袖のレンタル、着付けやヘアメーク、写真撮影を無償提供する。西野は「楽しい成人式を取り戻しましょう」と呼びかけている。
晴れの日を迎えられなかった新成人に、男・西野がビッグなサプライズを用意した。
西野はこの日、ブログで、はれのひ被害者らに向けた救済措置を行うと発表。成人式に心残りがある新成人150人を対象(募集は終了)に、2月4日午前11時から横浜市中区の横浜CIQプラザで式を行い、午後6時から大さん橋でクルージングディナーを出航させると明かした。
はれのひ問題は、全国各地で成人式が行われた8日に勃発。11日までに横浜市などの自治体や警察に新成人から計560件超の被害が寄せられ、被害額は契約額ベースで約1億8400万円に上る。
この異常事態に、「大人になる日に大人が裏切ってしまったことが恥ずかしい」と立ち上がったのが西野。知人がいる「京都きものレンタルwargo」も着付けとヘアメーク、振り袖のレンタルを無償提供するサービスを行うことを知り、プロのカメラマンが撮影するフォトサービス、西野らが考案したクルージングディナーを付けたスペシャル成人式の開催を決めた。
「京都きもの-」が今回提供するサービスは通常5〜10万円かかるコースだが、はれのひ被害者には、契約していたものと同等のサービスを提供すると説明。すでに募集は締め切ったが、被害者に限ってはできるだけ対応するとした。
多額な費用がかかるが、西野は、昨年から自身が取り組んでいる「レターポット」を活用すると告白。困っている人を助けたいユーザーが運営側(西野)から文字を買い、手紙の形で思いとお金を贈るシステムで「(新成人に向けた)応援レターを僕のポットに贈っていただけると嬉しいです。今回はその売り上げから必要経費を全額出す」とした。
当日は、有志のスタッフら250人で対応。大きな反響を呼びそうだ。
★ユーミンの実家は当日救済
「はれのひ」問題をめぐっては、シンガー・ソングライター、松任谷由実(63)の実家として知られる東京・八王子の「荒井呉服店」が成人式当日、被害者の救済に乗り出して話題に。
★小池都知事も賛同
東京都の小池百合子知事(65)は12日、新宿区の都庁で行った定例記者会見で「もう一回、成人式をやるという動きが出ているが、よいことではないか」と賛同。「都として何ができるのか、改めて精査していく」と話した。
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