大山はケース打撃で遊撃に就いたが、打球は飛んでこず、守備機会は多くなかったが、カバリングなどを無難にこなした。「いろんな動きでアピールしていきたいです。試合に出られる可能性も広がってくると思いますし、今やっていることが来年プラスになるようにしっかりやっていこうと思います」
打てるショートは魅力的だ。金本監督は「俺らの現役時代のショートを見てみ。二岡(巨人)宮本(ヤクルト)石井(横浜)井端(中日)…みんな5、6回3割打ってるよ。守れて走れて。鳥谷だって最初は2割6、7分の選手だったけれど、3割を打ってる。ショートが打てなくていいというものではない」と期待を寄せた。
名手大和内野手(30)は国内フリーエージェント権を行使する意向をすでに球団に伝えている。阪神残留の可能性は残っているが、万が一の時の備えも必要だ。打力だけでなく、守備力の評価も高いドラフト1位の能力をさらに伸ばして、選択肢を増やしていく。 (箭内桃子)
★スクイズ練習も
ケース打撃のメニューが組まれ、山本、松田、島本、福永の4投手を相手に約1時間行われた。糸原は「進塁打とか、小技とかそういう打撃が大事だと思いますし、そういうところを任されていると思うので。状況を踏まえたバッティングをしていきたいです」と打球方向を意識。練習は走者を三塁に置いてのスクイズの練習などを中心に行われた。
この記事をシェアする