もう、次なる一手を打っていた。この日、西宮市内の球団事務所で入団会見を行った台湾のアマNO・1左腕、呂彦青だけじゃない。阪神が新たな助っ投獲りを目指していることが明らかになった。球団関係者は「外国人投手をもう1人探しているのは確かです」と認めた。
ターゲットに浮上しているのは、最速153キロ右腕、モレノだ。今季はレイズ、インディアンスに所属した。5試合で0勝1敗、防御率4・76(メジャー通算9試合、1勝1敗、防御率5・06)。3Aでは通算104試合、12勝4敗、防御率3・50の成績を残している。10月上旬に来季のマイナー契約を自ら拒否し、フリーエージェントになることを選択。活躍の場を求めて新天地を探している。
ベネズエラ出身の右腕は150キロ超の直球に加え、チェンジアップ、カーブ、縦のスライダーを操る。回転のいい直球はメジャーでも屈指といわれている。決め球としているチェンジアップは相手がスイングすると40%以上の確率で空振りがとれる宝刀だ。
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