5回2死の場面で登板したドジャース・前田=2ミニッツ・メイド・パーク(撮影・リョウ薮下)
ギャラリーページで見る アストロズ13x-12ドジャース(29日、ヒューストン)米大リーグ、ワールドシリーズ第5戦が行われ、前田健太(29)、ダルビッシュ有(31)両投手が所属するドジャース(ナ・リーグ)はアストロズ(ア・リーグ)にサヨナラ負けを喫し、対戦成績は2勝3敗となった。五回途中から二番手として登板した前田は、2/3回を2安打1失点、1三振1四球で勝敗はつかなかったが、今ポストシーズンで初失点を喫した。アストロズが初のワールドシリーズ制覇に王手をかけた第6戦は、31日(日本時間11月1日)、ドジャースの本拠地ロサンゼルスに場所を移し行われる。
29年ぶり7度目のワールドシリーズ制覇へ、後がなくなった。ドジャースは4-4の五回にベリンジャーの右越え3ランで7-4と勝ち越したが、その裏に登板した前田がアルテューベに左中間に同点3ランを運ばれた。
七回、ベリンジャーの中前適時打で8-7と再び勝ち越したが、その裏に4番手のモローが大炎上。先頭のスプリンガーに左越えソロを浴び8-8の同点に追いつかれると、さらにアルテューベの左翼線適時二塁打、コレアの左越え2ランで4失点。一死も取れず降板し、8-11と逆転された。
ドジャースは八回、シーガーの左翼線適時二塁打で1点を返し9-11としたがその裏、マキャンの右越えソロで9-12と突き放された。土壇場の九回、プイグの左越え2ラン、テーラーの中前適時打で同点に追いついた。
アストロズは延長十回二死一、二塁からブレグマンの左前適時打で13-12とサヨナラ勝ち。両軍合わせて7本の本塁打が飛び交う空中戦を制した。