死球で崩れなかったことも収穫なら、それまでの投球も抜群だった。許した安打は内野安打1本だけ。11三振を奪う力投で復活を印象づけた。
高橋2軍投手コーチは「素晴らしい。球の質がよかった」と太鼓判を押すと「1軍の戦力として見てもらっていると思うし、そういう枠に入るピッチャー」。CS期間中は宮崎で投げるため、昇格があるとすれば虎が日本シリーズに進出した場合だ。山田2軍監督代行も「きょうのピッチングを自信にしてほしい。いつ(上に)呼ばれるかわからないからね」とスタンバイ完了を強調した。
9月28日のウエスタン・広島戦(甲子園)から2戦連続で好投。最後の昇格チャンスに向けて、また一歩前進した。 (箭内桃子)
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