会見する阪神・安藤=甲子園新室内練習場(撮影・森本幸一) 今季限りで現役を引退した阪神・安藤優也投手(39)が来季、入閣することが10日、分かった。ファームのコーチに就任する予定で、育成を担当するとみられる。
球団は9月15日の引退会見後から、ファームのコーチなどポストを打診。球団首脳は「チームの全ての日程が終わった後には、正式に発表できると思う」と明かした。
洗練された投球フォームと卓越した投球術で通算77勝。11セーブ76ホールドなど先発、中継ぎ両方で活躍し、2003、05年の優勝に貢献。今季も2軍で若手に積極的にアドバイスを送り、経験と知識を伝授。人望も厚く、球団内では指導者として期待が大きい。
阪神はすでに掛布雅之2軍監督(62)、古屋英夫2軍野手チーフ兼育成コーチ(62)、久保康生2軍投手チーフコーチ(59)、今岡真訪2軍打撃兼野手総合コーチ(43)の退団を発表。今後、1、2軍ともコーチの人事を調整し、チームの全日程が終了するまでに2018年の組閣を完成させる。