(セ・リーグ、阪神2-1中日、24回戦、阪神15勝9敗、5日、甲子園)さすが、ミスターオクトーバーの1人だ。キーマン指名後即結果で応えた。秋風が吹く今季最少2万6242人の甲子園で、俊介が躍動。外角球に必死に食らいつき、泥臭く決勝点をもぎ取った。
「その前のチェンジアップを空振りしていたので、引っ張りにいってもダメだなと思いました。点に絡んでよかったです」
柔軟な反応で、チームに勝利を呼び込んだ。1-1の八回。大山、植田の連打などで一死満塁と勝ち越しのチャンスが来た。カウント1-1から127キロのチェンジアップを打ちにいったが空振り。そして、4球目だ。外角143キロの真っすぐに対し、逆らわずにバットを出す。一、二塁間の打球に中日の一塁手・高橋が飛びつき、弾いた打球を二塁手・亀沢がカバー。俊介は亀沢の競争となり、間一髪でアウト(結果は二ゴロ)となったが、その間に大山が生還し、勝ち越し点を奪った。
懸命なプレーを見せた中堅に、上本、大和とのトリオを「ミスターオクトーバー」と名付けた片岡打撃コーチは「あれも俊介の技術。好調の秘訣。(一塁手の)高橋の反応で二ゴロになったけど」と納得の表情。金本監督も「あそこで何とかバットにどんな形であれ、ちょっとぶさいくな打ち方でしたけれど、ああいうのが大事、というのは僕は言い続けているし」と評価した。
三回には右翼線二塁打を放ち、3試合連続安打。ここ3試合で14打数6安打3打点、打率・429と、クライマックスシリーズ(CS)に向けて好調を維持している。短期決戦でも「1番」で出場予定。チームに流れを呼び込む切り込み隊長となる。 (西垣戸理大)