甘いマスクの西川が(左)が四回に適時打を放つなど3安打。プロ注目の逸材だ (撮影・長尾みなみ) 第99回全国高校野球選手権大会第11日第2試合(前橋育英4-10花咲徳栄、19日、甲子園)プロ注目の花咲徳栄・西川愛也(まなや)外野手(3年)が、先制打を含む5打数3安打3打点と活躍した。
「初回に先制点を取りたかったので、うれしいです。少し崩されましたが、気持ちで、もっていきました」
プレーボールから11球目。強烈な打球が左中間を破った。一回一死二塁から丸山のスライダーを捉えて先制の適時三塁打。三塁上で右拳を突き上げ、感情をあらわにした。四回には右翼へ2点打。八回にも右前打を放った。
16日の日本航空石川との2回戦では、3打数無安打1打点。試合後には大阪・堺市で暮らす母・裕子さん(46)から無料通信アプリ「LINE」で「打ちたかったやろ」とメッセージがあった。悔しさを晴らすように、宿舎でバットを振った。
この記事をシェアする