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阪神・能見、急変六回!左薬指から出血…4連打浴び一死もとれず

 (セ・パ交流戦、オリックス5x-4阪神、2回戦、1勝1敗、7日、京セラ)ユニホームのズボンが血で染まっていた。マウンド上で左手を気にする能見。香田投手コーチ、杉本トレーナーが急いで駆け寄る。左薬指から出血していた。突如、制球が乱れた六回。オリックス打線をきりきり舞いにさせたキレ味抜群のスライダーがもろ刃の剣となってしまった。

 「ちょっと(投球時に左親指で左薬指を)えぐってしまった。力むとたまに出る。(影響は)ないよ、ないよ」

 試合後、出血を失点の理由にはしなかったが、リズムは狂っていた。4-1の六回、先頭の西野に右前打、安達の左翼線二塁打で無死二、三塁。ここで香田コーチらがマウンドに向かい、指の状態を確認した。ベンチは続投の判断も、続くロメロの詰まった打球は不運にも中前へ。小谷野の打球も右前にポトリ。代わった桑原も打たれ、この回、3点を失った。


 六回までは上々の投球だった。五回に今季初被弾となるT-岡田に14号ソロを浴びたが、スライダーを軸に7三振を奪い、通算奪三振数も「1324」と、1試合19奪三振の日本記録を持つ歴代76位の野田浩司氏(元オリックス)まであと「1」と迫る好投を見せていた。だが、能見はスライダーを投げる際、左親指で左指を痛めることが過去にもあり、香田コーチは「自分の親指で切った。(次回登板への影響は)問題ないでしょう」と説明した。

 「4点も取ってもらって、あとはなんとか抑えていかないといけないところだった」

 5回0/3を6安打4失点とチームを勝利に導けず、左腕は渋い表情。自身の通算300登板を白星で飾れなかった。この悔しさを、次戦のマウンドにぶつける。 (西垣戸理大)

「(六回は)バッティングカウントにしてしまったのがよくなかった。(守備位置の関係で内野を抜かれるなど)完璧に打たれたのは少なかったのでもったいなかったです」

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