(セ・パ交流戦、オリックス4-11阪神、1回戦、阪神1勝、6日、京セラ)パ・リーグを代表する投手、金子から大量9得点。攻略のポイントになったのは、梅野のバントといっていい。三回は無死一塁から、六回は一死一塁から難なく決めた。
バントという作戦は1点を取りにいくものだが、一発で決めると試合の流れを持ってくるケースが非常に多い。交流戦で9番に入る梅野がきちんと送ることで、攻撃にリズムが生まれた。上位打線がつながり、金子からの大量点となったのは、決して偶然ではない。
阪神打線はここ数年バントで苦労してきたが、梅野は犠打数リーグ1位(14)と確実性が高い。1番が出ても、打力が見込める2番上本にはほとんど送りバントを命じない金本監督だが、梅野には躊躇なく命じて、うまく作戦を使い分けている。
リーグ戦が再開されれば、梅野は8番に戻るだろう。9番に代打が見込める場面であれば、梅野のバントがひとつの武器になる可能性もある。8番の犠打からの得点パターンができれば、得点力はさらに上がっていく。 (サンケイスポーツ専属評論家)