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【土井麻由実のSMILE TIGERS】原口選手が帝京高後輩を後押し 上本選手は早大後輩を「オモチャに…反省(笑)」

5月29日に行われたセ・パ交流戦の開幕記者会見に出席した原口選手は対戦したい相手に西武・菊池投手の名を挙げた
上本選手は2学年下の西武・大石投手を気にかける
1軍での活躍を誓うD1・大山選手

 今年もセ・パ交流戦が開幕した。前回に続いて、パ・リーグで頑張っている、かつてのチームメートの話をお送りしよう。

 原口選手は2学年下の日本ハム・松本剛選手の名前を挙げてくれた。帝京高出身選手はパにも多くいるが、松本選手を紹介するというところに原口選手らしさが出ている。売り出し中の後輩の周知を後押ししようという心遣いだ。

 夏の甲子園で日本ハムの二刀流、大谷投手から決勝タイムリーを打つなど高校時代から注目のスラッガーだった松本選手。6年目の今季は千賀投手(ソフトバンク)からプロ1号を含む1試合2本塁打するなど、赤丸急上昇だ。

 「すごく真面目だし、いい子なんです。打ってるのをテレビで見ると『おぉ〜っ!』ってうれしくなります」と目を細める原口選手。「会ったら必ず挨拶に来てくれるし、僕的には仲良いって思ってますよ。一緒に戦ってきたし、すごく思い入れもある。お互い頑張っていきたい」。後輩のことを思いながら語るからか、本当に優しい表情だ。

 話を聞き終えて数十分ほど経過した後、原口選手の方から「ひとつ言い忘れました!」と言ってきた。何かと思えば「『かわいい後輩です』と言うのを忘れてました!」だって。もぉ〜これ、わたしが松本選手だったらキュン死するレベル!! 本当に後輩愛にあふれているんだから〜。

 「かわいい後輩」を上本選手も教えてくれた。早大時代の2学年下、西武・大石達也投手だ。いきなり「いじめてました」とニヤリ。「からかってオモチャにしてたこと、反省してまーす(笑)」。もちろん、陰湿ないじめなどではない。ニヤニヤしている上本選手の表情からも伝わってくるが、かわいいいたずらをよく仕掛けていたのだそうだ。コミュニケーションのひとつということだろう。


 しかし野球に関してはリスペクトしていた。「すごい球を放るなって、いつも見ていました」と感心していたという。今季は9試合に登板して防御率0・00だったが、首痛のために5月3日、抹消された大石投手。上本選手も後輩の早期復帰を願っている。

 ドラフト2位小野泰己投手(富士大)は「すごい先輩」を紹介してくれた。富士大の1学年上、西武・多和田真三郎投手だ。「すごいというより、すごすぎて…」と、語るのも恐縮するようだ。「本当にオーラがすごくて、近寄りがたい感じでした」という。

 ただその一方で「面倒見がよくて、特に同じ沖縄出身の選手のことは気にかけて、すごくよく面倒を見ておられました」との一面も明かす。

プロ入り時に連絡をして以来となる交流戦。「挨拶にいかせてもらうのが、楽しみです」。先輩に成長した姿を見せたい。

 ドラフト1位大山悠輔内野手(白鴎大)には一つの目標がある。つくば秀英高、白鴎大ともにチームメートだった西武・中塚駿太投手と対戦することだ。

 1メートル91の中塚投手は、高校入学時にすでに1メートル88ほどあったそうで、ピッチングに関しても当時から「腕のしなりが群を抜いている。ボールの質が違う!」と驚くほどだったそうだ。大山選手も高校時代は投手で、「いつも一緒に練習してました。ブルペンも隣同士で。僕も中塚に負けたくないと、ライバルだと思っていました」と切磋琢磨する日々を送っていた。ところが高3の夏前、中塚投手が146〜7キロを出して注目されるようになり、「スピードでは勝ち目ないな」と悔しさも味わった。

 そんなかつてのライバルを「マイペースですね。自分を持っていて、周りに流されない。自分で思ったことをどんどんやるというところが、いいところかな。ピッチャーらしいですね」と評する。

 同じ大学に進学し、大山選手は野手に専念した。そしてお互いプロに進んだ。「高校、大学が一緒でプロにも入れるって、なかなかないことでしょ。ぜひ対戦したいんです。僕たちが1軍の舞台で対戦することが、これまで関わってくれた人たちへの恩返しになると思うんです」。昨秋のドラフト会議で指名されたとき、2人でそう誓い合ったそうだ。

 ここまでまだ1軍出場はない2人だが、いつか…いや、近い将来、必ず熱い対決を見せてくれることだろう。(毎週土曜掲載)

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