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阪神第99代4番・糸井、不発…金本監督の策ハマらず連敗

糸井は九回二死一、三塁で空振り三振に倒れる。虎で初の4番も、結果を残せなかった(撮影・村本聡)
6回、安打を放つ阪神・鳥谷=阪神甲子園球場(撮影・岩川晋也)
試合前練習、金本監督(右)と談笑する阪神・糸井(左)=阪神甲子園球場(撮影・林俊志)

 (セ・パ交流戦、阪神2-4日本ハム、1回戦、日本ハム1勝、2日、甲子園)あと1点が遠い…。阪神は甲子園に戻っての日本ハム戦で、2-4と逆転負け。ナイター明けの移動ゲームということもあって福留孝介外野手(40)がスタメンから外れ、糸井嘉男外野手(35)が虎移籍後、初めて4番に座った。しかし、5打数無安打…。六回にはスクイズ失敗で追加点を取り損ねるなど、もどかしい負けとなった。


 一発出れば逆転サヨナラ。2点を追う九回二死一、三塁。糸井のバットは増井の151キロ直球に空を切った。4万5572人を詰め込んだ甲子園をため息が包んだ。

 「うーん、まあ…」

 金本監督は苦笑いを浮かべて首を振ると「ちょっとまた調子を落としているのかな。そんなに(悪く)はみえないけど。やはりプレッシャーなのかなと思います」と、人一倍の責任感と周囲の期待が重圧となったのでは…と分析した。

 福留に今季4度目の休養日を与え、打線を大きく組み替えた。その目玉が4番・糸井。これまで3番を任せていたが、中谷や原口と比較して、オリックス時代の2014年8月13日の西武戦(西武ドーム)以来となる打順を任せた。しかし…。

 全5打席のうち走者ありが4度。得点圏に走者を置いた五回二死三塁、七回二死一、三塁、そして九回とすべて三振に倒れた。これで2試合&9打席連続無安打。糸井は「僕が打っていれば…ですね」と短い言葉に悔しさを詰め込んだ。

 片岡打撃コーチは「きょうのメンバーでは(4番は)糸井。チャンスで回ってくるからね。きょう打てなかったから、どうこうではない」と変わらぬ信頼を口にした。


 4番をカバーしようと若虎が奮闘。原口のソロや糸原の適時打で2点をもぎとるも、もう1点が遠い。六回、将は岡崎にスクイズさせて追加点を取りにいったが、まさかの失敗。11安打でわずか2得点、13三振で11残塁の拙攻に終わった。

 今季、福留がベンチスタートの試合はこれで1勝3敗。福留、糸井、鳥谷という3本の矢で白星を積み重ねてきた。それが1本欠けるだけで、ここまで決定力に差が出る。3日には福留が4番に戻る予定だが、日本ハム、オリックスと続く糸井にとっての古巣2カード6試合でもう一度、立て直してほしい。

 連敗で貯金は「8」に後退。広島がロッテに敗れて、ゲーム差は「1」のままだったことが救いだ。勝てば大統領、負ければ戦犯…。これが虎の4番。その宿命を初めて味わった糸井は、必ず力に変えてくれるはずだ。 (阿部祐亮)

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