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楽天、菅野ボッコボコ!ウィーラー2ラン&満弾で巨倒13点

一回、ウィーラーが菅野(左)から左翼席に先制2ラン。打球を見つめ、余韻を楽しんだ (撮影・吉澤良太)

 (セ・パ交流戦、楽天13-5巨人、1回戦、楽天1勝、30日、コボパーク)プロ野球の日本生命セ・パ交流戦は30日、各地で6試合が行われて13年目のシーズンが開幕した。楽天は巨人1回戦(Koboパーク)に13-5で大勝し3連勝を飾った。「4番・三塁」で先発出場したゼラス・ウィーラー内野手(30)が一回に先制の9号2ラン、六回には10号満塁弾を放つなど、5打数2安打6打点の爆発。セ界ナンバーワンの菅野智之投手(27)の攻略に一役買った。初日はセ・リーグ3勝、パ・リーグ3勝だった。


 左翼席に向かって伸びた打球から、ウィーラーは目を離さない。一回二死一塁で球界屈指の好投手、菅野のスライダーをたたき、左翼席に9号2ランをほうり込んだ。

 「交流戦初戦の第1打席だから、集中して打席に入った。好投手の菅野だけど、みんなが粘って球数を投げさせた。チームで打った一発だ」

 1番の茂木がファウルで粘り、10球目を左前打。ペゲーロは見逃し三振に倒れたが、8球を投げさせた。菅野に重圧をかけると、眠っていた主砲も期待に応えた。

 六回無死満塁では戸根から中堅左に10号満塁弾。2発を含む5打数2安打6打点と大暴れした。アマダー、茂木、ペゲーロに続く今月4本目の満塁本塁打は、球団の月間新記録だ。

 「やっているのは、甘い球を打つというシンプルなこと。チームのいい攻撃で、僕も打つことができた」

 ウィーラーが証言する。練習前には外野で円陣を組み、打倒・菅野のためにまとまった。首脳陣からは試合前に「ストライクゾーンに来た球を一発で仕留める」という指示が飛んだ。


 イヌワシ戦士は、個々の意識で流し打ちを徹底。7人の左打者のうち5人で7安打をマークし、そのうち5本が左方向への当たり。二回には右打者の嶋も「あの直球は引っ張っては打てない」と中前適時打を放った。

 五回二死一塁から、藤田が1号2ランを放つなど、この回で菅野をノックアウト。先発全員安打で、終わってみれば16安打の猛攻。梨田監督は、誇らしげに選手の意識の高さをたたえた。

 「(菅野は)日本を代表する投手。2点取れたら、と思っていた。選手個々が、センターから逆方向への打撃を徹底してくれた」

 2点どころか、セ・リーグ相手では3試合連続完封をマークするなど絶好調だった菅野から5回で8点を奪って、白星発進。勢いに乗った楽天は、交流戦でも猛威をふるう。 (広岡浩二)


★ハクション大魔王

 3年目のウィーラーは助っ人のリーダー的存在だ。「明るいし、めちゃくちゃナイスガイですよ」と松井稼が証言するように人気者でもある。1メートル78、100キロの体形も含めて、往年の人気アニメ「ハクション大魔王」に似ていることから三塁ベンチ内には、イラストが貼られている。今季は開幕から三塁寄りに貼られていたが「(27本塁打をマークした)昨年と同じような結果になるように」と礒部打撃コーチが4月15日に昨季と同じ本塁寄りに貼り替えた。すると、調子は上向きになった。

 〔1〕楽天の満塁本塁打は今月10日のアマダー、14日の茂木、27日のペゲーロに次いで今季4本目。楽天でシーズン4本以上打ったのは、2007年(5本=球団記録)以来10年ぶり2度目。また月間4本(球団記録更新)は10年4月の巨人以来7年ぶりで、パでは1996年5月の近鉄(5本=プロ野球記録、他に80年8月の西武が記録)以来21年ぶり。

 〔2〕交流戦で2桁得点は14年6月9日のDeNA戦(○10-0)以来3年ぶり。13得点以上は05年5月26日の中日戦(○15-3)、08年6月6日の横浜戦(○14-5)に次いで9年ぶり3度目。巨人戦で13得点は球団新記録で、10年6月6日などの10点を上回った。

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