6月1日の巨人との交流戦(Koboパーク)で7試合連続2桁奪三振のプロ野球新記録を狙う楽天・則本昂大投手(26)に対する米大リーグの評価が急上昇していることが29日、分かった。25日に野茂英雄(当時近鉄)以来となる6試合連続2桁奪三振をマーク。大リーグ関係者は、則本に野茂の再来を期待し、救援投手としての適性も見いだしているという。
日本で奪三振ショーを繰り広げる則本の活躍は、米国にも届いている。次の登板となる1日の巨人戦を控え、大リーグ関係者が明かした。
「年に1度だけチェックすればいい存在から、より獲得を具体的に考えて視察を増やす球団が出てくるでしょう」
この春から、則本への評価は高まっていた。ある大リーグ球団のスカウトは「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本ラウンドで最高の評価を得たのはノリモト。98マイル(約158キロ)を表示したとき、ネット裏のスカウト陣は驚いていたね」と振り返る。力強い直球とスライダーやフォークボールなどの鋭い変化と精度を高評価。菅野(巨人)や千賀(ソフトバンク)以上に、強い印象を残した。
別のスカウトは「今すぐメジャーでクローザーを務められる力がある。マウンドでの振る舞い、性格的にもリリーフ向きとみる球団はあるだろう」とリリーフの適性も見いだしていることを明かした。近年、救援投手の価値と需要は高まるばかり。また「三振を奪える能力を示している。スカウト同士の会話でもサイズ(1メートル78)は関係ない、と言っている」と、上背がないことがマイナスにはならないとした。
則本は今季から楽天と3年契約を結び、ポスティングシステムを使ってのメジャー移籍は早くても2019年オフ。公言はしていないが、契約交渉の席では、メジャー挑戦に関しても話し合われたもようだ。
日本人大リーガーのパイオニア、野茂を記録で超えようとする右腕。メジャーからの視線は熱くなるばかりだ。
★この日の則本
Koboパークでの投手練習に参加。セ・リーグ本拠地での試合では投手も打席に入る交流戦に備えて打撃練習も行い、柵越え2本を放った。次は1日の巨人戦に先発。相手エースの菅野は30日の先発で、「本当は菅野さんと投げ合いたかった。残念ですね」と本音を漏らした。一方で、2013年に日本一となった際の同僚、マギーとの対戦に「13年の春季キャンプの紅白戦で対戦して以来。楽しみでしかない」と目を輝かせた。