1998年5月に急逝したロックバンド、X JAPANのギタリスト、hideさん(享年33)の命日にあたる2日、川崎市のクラブチッタでメモリアルイベントが行われた。没後19年たったが、会場前に長蛇の列ができ、hideさんの髪形や衣装をまねたファンの姿も。平日にもかかわらず1500席のチケットは即完売で4、5歳の子供から還暦を過ぎた男性まで幅広い世代にhideさんが浸透しており、カリスマロックスターであることを実感した。
実弟の松本裕士氏は「よくここまできたな、というのが本当の思い。僕自身もビックリしていて、たくさんの人に感謝しています」としみじみ。この日、神奈川・三浦霊園に眠るhideさんの墓前には朝から1500人以上のファンが訪れたという。hideさんの死亡が確認された午前8時52分には黙祷がささげられたことを明かし、「ファンの方にも焼香をしていただいた。来園者を誘導したり、手伝ってくれる方もいてありがたかった。お墓参りに行って川崎に来てくれているんです」と感謝した。
ステージには黄色と白の花が飾られ、愛用ギター9本と衣装9着が飾られる中、センターにはマイクスタンドを設置。アンプはもちろん、水やミントタブレット「FRISK」なども置かれ、hideさんがレコーディングで愛用していたギター「ギブソン・レスポール」も特別展示された。
松本氏は「本当に(hideさんが)いるという思いで、本人がライブで実際に使っていたものを置いています。花畑と雲の上でライブをしているようなイメージです」と説明する。衰えを知らないhideさん人気。「近年思うのがお客さんに遠いのに近い存在なのかな。ファンの方々がいつも一緒に近くにいてくれるようなイメージと言ってくれる。hideがのこした歌詞や言葉がそういうイメージをのこしている。だから本物に会いたかったとよく言われる」と語った。
hideさんの楽曲&歌唱力はもちろん、人間性や内面がファンの力によって受け継がれ、今もなお、人気を拡大し続けているという。
来年は没後20年を迎える。松本氏は「早いですよね…」とひと呼吸置いた後、「たくさんの方に企画を頂いているのでhideの歴史を含めて、この日本に生まれ育った希有なロックスターがいたんだということを、みんなで作って伝えていきたい。X JAPANのYOSHIKIさんにも力を借りて、みんなで何か大きなことをやれたら」と言葉に力を込めた。
ソロとしてもX JAPANのメンバーとしてもhideさんの存在は偉大だ。X JAPANのライブで、必ずhideさんの名前が出るようにバンドを支えていることがそれを表している。
8月5日には東京・新木場スタジオコーストで、hideさんプロデュースで開催していた夏フェス「hide presents MIX LEMONeD JELLY 2017」も行われる。hideは生きていた-。メモリアルイヤーに向かって誰もがそう思える一年になりそうだ。(ちゅん)
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