16日に心不全のため84歳で死去した文化勲章受章者で作曲家、船村徹(本名・福田博郎=ふくだ・ひろお)さんの通夜が22日、東京・文京区の護国寺桂昌殿でしめやかに営まれた。
船村さんが作曲した「おんなの忠臣蔵」を歌う歌手、瀬川瑛子(68)は「先生は『生半可な歌を歌うんじゃない。スケールの大きな歌を歌いなさい』とアドバイスをくださったけれど、自分の思うように歌えなくて、もう一度歌い直したいといえなかった。先生に作品を頂いたのに自分の力を出せなかったことを悔やみます」と語ると、号泣。何度もハンカチで涙をぬぐいながら「私はとっくに辞めていたはず。先生のアドバイスのおかげで歌わせて頂けて感謝しています」と悼んだ。
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