激アツの沖縄となる。ハイサイおじさんもビックリの実戦漬け! さぁ、そこら中で若虎たちの火花が散る。新人合同自主トレを視察後、スタッフ会議に出席した金本監督が、キャンプで実戦を多く取り入れることを明かした。
「紅白戦は多くなりますよ。1クールに1回か2回かな。昨年よりも実戦は増えている」
就任1年目は「開幕に合わせるキャンプじゃなく、基礎を鍛える」と、まさに練習漬け。紅白戦は3試合で、対外試合を含めても実戦は8試合だった。今年は2月1日からの28日間で6クールあるとすれば、紅白戦だけで6〜12試合と倍以上になる見通し。同13日のDeNA戦(宜野座)など対外試合も5試合程度予定されており、超過密日程となる。
「(試合をするなら)できれば紅白戦。やっぱり野手が出られるから。投手も(対外試合より)倍、投げられる。対外試合になると打席数もイニング数も減ってくる。ユニホームが変わっての対外試合になると(気持ちも)違うと思うけれど、できるだけみたいから」
対外試合なら、投手であれば遠慮なく、グイグイ内角を攻められる。しかし、できる限り試験場を与えたい。もっと選手をみたい。だから、紅白戦だ。ではなぜ、実戦をそこまで増やすのか? 昨秋のキャンプで得た感触が理由だった。
「安芸のキャンプであれだけ追い込んでも試合ができた。パフォーマンスを下げることなく。みんな体力がついてきている。鍛える時間と鍛えるキャンプの中での実戦。両方を重視する」