DeNA・砂田毅樹投手(21)が5日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、400万円増の1700万円でサインした。
「先発としてはそこまでではないが、中継ぎとしての成績は評価している、といってもらいました」
今季は17試合に登板し、シーズン序盤は主に先発として8試合で1勝2敗、防御率4・68。終盤は中継ぎでは9試合1勝0敗、防御率0・00だった。特に巨人とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストシリーズの第3戦では同点に追いつかれた直後に登板し、阿部、長野を連続三振に斬るなど2回完全投球でチームに貢献した。
それでも来季の希望としては「先発と中継ぎで迷っています。五分五分です。中継ぎは初めての経験でしたけど、自分が登板するときはピンチや走者を背負っている場面。そのときの歓声はすごくて、先発では味わえないものでした」と熟考中だ。
鹿児島・奄美秋季キャンプ中にはラミレス監督と面談。揺れる胸中を伝えると、指揮官から「このオフは先発として調整しておいてくれ。あとは先発に戻すか、リリーフにするのか、こっちが判断する」と言われたという。甘いマスクで人気がある砂田の来季の立ち位置が注目される。
なお、今季途中に日本ハムから加入した藤岡好明投手(31)は現状維持の1200万円でサインした。
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