西武が来秋のドラフト会議に向け、日大三高・金成麗生(かなり・れお)内野手(2年)に興味を持っていることが14日、分かった。
かなり、レオ? 名前だけでも西武との縁を感じさせるが、編成トップの鈴木球団本部長が聞かれるともなく「れお? あの三高の子は顔がいいね」と自ら名前を挙げた。
米国人の父と日本人の母を持つ金成は、1メートル91、101キロの巨漢。獅子座生まれで「ライオンのようにたくましく、きれいな生き方をしなさい」と「麗生(れお)」と名付けられた。
秋季東京大会決勝で早実にサヨナラ負けを喫した日大三高だが、金成は五回に一時同点となる3ラン、九回にも2点二塁打を放ち、4安打5打点。この夏に投手から一塁手に転向したばかりだが、早くもプロの注目を集め始めた。
西武は中村、メヒア、浅村、山川と右の大砲がそろうものの、左の大砲は今季10本塁打の森だけ。金成はかなり、レオの興味を引く素材であることは間違いない。 (花里雄太)