俳優、筒井道隆(45)が12月3日スタートのフジテレビ系「リテイク」(仮題、土曜後11・40)で7年ぶりに連続ドラマに主演することが8日、分かった。
SF要素を織り交ぜたヒューマンドラマ。痴漢事件で不起訴処分になるも妻子に逃げられ、閑職に追われた東大卒の法務省職員(筒井)が、戸籍監理課課長として未来からやって来るタイムトラベラーに極秘で対処する1話完結の物語。女優、成海璃子(24)が、親子ほど年が離れた相棒の部下役で、ともに未来人と向き合う。
筒井の連ドラ主演は、2009年のNHK「再生の町」以来7年ぶり。1993年のフジテレビ系主演ドラマ「あすなろ白書」などスター俳優として活躍後、近年は実写版「サザエさん」のマスオ役、映画「深夜食堂」など独特の演技で魅了する実力派に飛躍。制作側は「タイムトラベルの話ではあるが、リアリティーがある世界観を表現したいと思い、替えがたい存在感の筒井さんを起用した」と期待する。
奇想天外な物語を体現する筒井は「できるだけ普通にしつつ、少しだけ未来的なものを入れていければ。成海さんは自然体で既成の枠にとらわれない感じがするので、一緒に仕事をするのが楽しみ」。成海も「少し不思議な設定ですが、楽しんで演じたい」と意欲。ゆる〜い演技派コンビで時空を超えた感動を誘う。
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