ヒーローインタビュー後 車に乗りタッチを交わすDeNA・井納(左)、宮崎=横浜スタジアム (撮影・長尾みなみ) (セ・リーグ、DeNA6-1ヤクルト、19回戦、DeNA12勝7敗、6日、横浜)DeNA先発の井納翔一投手(30)が、9回を6安打1失点に抑え、今季2度目の完投で7勝目(10敗)。クライマックスシリーズ(CS)出場をかけて争う4位・ヤクルトとの7番勝負の初戦を制し、ゲーム差を「3」に広げた。
【お立ち台】
--九回に山田の本塁打で完封を逃した
「さすがはトリプルスリーを達成するバッターだと思いました。九回は(完封を)狙いにいったけど、見事に打たれました」
--全体的にはナイスピッチングだった
「初回から全力で飛ばそうという気持ちが、結果的によかったのだと思います」
--ヤクルト3連戦の初戦をとった
「チームにとっても大事な試合というのは分かっていた。個人的にも連敗を止めたいと思っていた。(ともにお立ち台にあがった)同期入団の宮崎が打ってくれてよかったです(笑)」
【試合後の囲み取材】
--改めて完封を逃してしまったが
「七回の打席に向かうときの歓声がすごかった。今までの僕の成績(7勝10敗)からしたら、すごく勇気をもらった」
--山田に浴びた本塁打は
「意図的にフォークをインコースに投げようと思った。打ち取れる確率が高いと思って。そしたら落ちずにうまく打たれました」
--ハイタッチの際には少し涙ぐんでいたようだが
「なかなか勝てなかったので。個人的な借金でチームに迷惑をかけたし、(自身7連敗中で)ヤクルトにも勝てていなかった。連敗が止まったと思ったら、自然とうれし泣きをしてしまいました」
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