テレビ東京のキャラクター「ナナナ」のぬいぐるみを手に活躍を誓う福田典子アナウンサー=東京・虎ノ門(撮影・斎藤浩一) 6月末に福岡・RKB毎日放送(TBS系)を退社し、今月1日にテレビ東京初の女子アナ中途採用で入社した福田典子アナウンサー(25)が、11日に生番組「速報!リオデジャネイロオリンピック」(前7・50)で初仕事に臨む!日本時間6日にリオ五輪開会式が行われ、「入社早々、五輪の仕事ができるのはうれしい」と意欲。福岡時代にプロ野球、ソフトバンクを取材した経験を生かし、スポーツの即戦力を目指す。
福岡の元ホークス女子アナが、リオ五輪を味方につけ、全国に進出だ!
テレ東は昨年12月から経験者を対象に正社員のアナウンサー職の中途採用試験を実施。一足早く7月に入社した元北海道テレビ(テレビ朝日系)の西野志海(もとみ)アナ(26)とともに採用されたのが、元RKB毎日放送の福田アナだ。
2013年に新卒で入社したRKBでは約2年間、ソフトバンク番アナを担当。14年、15年と2年連続で日本一になったチームを取材した。
自身はスポーツ未経験だが、試合に臨むまでの選手の思いに触れるなどスポーツ取材の奥深さを知り、「最高峰の舞台である五輪取材にあこがれ、東京五輪に近い場所で働きたい思いが強くなった」と東京進出を夢見てテレ東の中途採用試験に挑戦。「まさか受かるとは」と驚きながらも、6月末で退社して故郷でもある福岡を離れた。
新生活は、リオ五輪とともにスタート。11日午前7時50分から10分間、リオ五輪の競技結果を速報する生番組「速報!リオデジャネイロオリンピック」が初仕事となる。
「いきなりこのような仕事をさせていただけるなんて」と4年に一度の大役に感激し、「視聴者の方々にリオ五輪がワクワクすると思っていただける仕事をしたい。今、必死に資料を読み込んでいます」とデビュー戦に闘志を燃やす。
上品な博多美人だが、古巣ではイジられキャラだった。運動が苦手でもフルマラソンを完走し、6回経験したソフトバンクの祝勝会取材でビールまみれになった。
「どんな仕事でも一度は挑戦したいし、『これは福田にやらせないと』といわれるような存在になりたい。2020年の東京五輪も取材したいです!」とほほえむ。
キュートなえくぼを見せ、女子アナ代表への道を歩み出す。
■福田典子(ふくだ・のりこ)
1991(平成3)年2月12日生まれ、25歳。福岡県出身。立大経営学部3年時の2011年、BSフジの女子大生キャスターとして活動。13年、TBS系列の福岡・RKB毎日放送に入社した。平日午後帯の情報番組「今日感テレビ」などに出演し、16年6月末で退社。同8月、中途採用でテレビ東京に入社。趣味は写真。特技はY字バランス。1メートル67。
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