2人の助っ人にとっても頼れるアニキだ。交流戦のときには空いた時間を利用してドリスを誘って食事に連れていった。米大リーグ挑戦の経験があったからこそ、慣れない日本で生活を送るドミニカンを気遣った。この日の試合前練習ではマテオに英語を交えてコミュニケーションをとり、七回のマテオ、守護神のドリスの活躍を陰で支えている。
竜の主軸と激突するゲーム終盤のヤマ場を無失点で切り抜けた右腕に、金本監督は「直球でもバシバシ三振取っていた。休養も十分だったのかな。わりと安心して見ていられた」と脱帽していた。
「自分たちのやるべきことをやるだけ。できないことがあるかもしれないけど、常に前向きにやっていくだけ」
広島の独走を許しているが、藤川は強気に言い切った。2位とはわずか1・5ゲーム差。最後までファイティングポーズをとり続ける。 (柏村翔)
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