「CDを出して印税生活をしてみたい」と話す、お見送り芸人しんいち=東京・目黒 お見送り芸人しんいち(31、グレープカンパニー所属) ★デビュー・2009年
気持ちいいフレーズだけを繰り返し歌い続ける歌ネタを持つ、お見送り芸人しんいち。お見送り芸人とは、どういう意味なのか。
--変わった芸名ですね
しんいち「事務所の先輩、サンドウィッチマンの伊達みきおさんに名づけていただきました。先輩の方々やライブに来たお客さまに気持ち良く帰っていただくため、『お疲れさまでした』とお見送りをすることからです」
--礼儀正しいですね
しんいち「大学まではサッカー部でしたので。今でもフットサルコートでコーチのバイトをしています。体力とスピードには自信があります」
--サッカーが好き
しんいち「はい。高校時代は大阪の北陽高(現関西大学北陽)サッカー部でインターハイに出場して、大学はサッカー推薦で大阪経法大に行きました」
--なぜ芸人に
しんいち「小学生の頃の夢はサッカー選手か芸人。プロサッカー選手になれなかったので芸人になりました」
--ずっとピンで
しんいち「大学を卒業してから入った、お笑い養成所の同期と『しんいちけんぢ』というコンビを組んで、大阪を中心に活動していました」
--東京には
しんいち「本気で勝負しようと、2人で上京しました。しかし、相方は東京に出てきてから、消防士になる夢をあきらめられず、芸人を辞めたので解散。ピンになりました」
--それでピン芸人に
しんいち「はい。しっかりとしたネタもないまま、いろんなオーディションを受けまくりまして。実は今の事務所のオーディションも合格していないのに、いつの間にか所属となりました」
--人柄の良さから
しんいち「事務所の先輩方々が、ライブに呼んでいただいているうちに。オーディションは落ちたままですが、ありがたいですね」
--ギターをお持ちですが、歌が好き
しんいち「最初はトークだけでは恥ずかしかったので。昨年は事務所の先輩、タナカダファミリアさんと『田中上野』というユニットを組んで、『歌ネタ王決定戦』に出て、ファイナリストにまでなりました」
--目標は
しんいち「サッカー番組に出たいです。自分を育ててくれたサッカーに恩返しをしたい」
7月29日に毎月行うトークライブ「嫌われ者」を東京・高円寺haco(19時半開演)で開催。また、シンガーソングライター、ぐるたみんと不定期でライブ配信、ツイキャスで「おみぐるしいラジオ」を放送している。