6回、3点適時二塁打を放つ広島・黒田=マツダスタジアム(撮影・鳥越瑞絵) (セ・リーグ、広島8-1ヤクルト、13回戦、広島9勝4敗、29日、マツダ)広島・黒田博樹投手(41)が7回3安打1失点の好投で6勝目(3敗)を挙げ、日米通算200勝まであと1勝に迫った。チームは1984年以来32年ぶりに11連勝を飾った。
6月17日のオリックス戦(マツダ)から中11日で登板した黒田は二回、先頭の山田にソロ本塁打を浴びるもその後は、ツーシームとスライダーを軸にヤクルト打線を2安打に抑える好投を見せた。さらに3点リードの六回の攻撃では、二死満塁の場面で成瀬から左越えに走者一掃の二塁打を放ち、自らのバットで勝利を決定づけた。七回は、先頭の山田に四球を与えるも後続を断ち、この回限りでマウンドを降りた。
ヒーローの黒田は「ここ最近では、すごくいい状態だったと思いますし、結構、間が開いていたので、早い回から飛ばして投げていけた」と振り返ると、六回のバッティングについては「もう二度とないと思います。最高でしたけど、その前にバントも失敗してますし、反省するところは反省して次につなげたい」と謙虚に話した。
一緒にお立ち台に立った菊池は、黒田のバッティングについて「もう二度とないですね」と即答し広島ファンの笑いを誘った。
「2死だったので安打を打てば走者もかえりやすいと思った。打点を意識して打席に入った」
「黒田に尽きるでしょう」
「キレが抜群だった。ブルペンから良かった」
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