セ・リーグとして、やられっぱなしではいられない。5球団をなぎ倒してきたソフトバンクを、最後に虎が止める! オリックス戦が雨天中止となり、帰路についた金本監督は、打倒・鷹へ熱い決意を口にした。
「セ・リーグはどこも(ソフトバンクに)勝ち越してないでしょ。最後のチャレンジやね」
強い相手こそ、燃える。それが現役時代から一貫している、鉄人金本の反骨心だ。
2年連続日本一の最強軍団は、今季もパ・リーグを独走。交流戦もセ首位の広島と1勝1敗1分だった以外、巨人とDeNAに3連勝、中日、ヤクルトには2勝1敗と圧倒してきた。残された最後のとりでが阪神。借金4と苦しい交流戦だが、だからこそ思い切りぶつかるだけ。必勝を期し、大事な初戦には藤浪をスライドで先発させる。
「調子がよかったり悪かったりだけど、本来の晋太郎のボールを投げれば、そんなに打たれることはないと思う」
若きエースは9日のロッテ戦(QVC)で3回1/3を4失点。右手親指に打球が直撃して降板し、病院に直行していた。幸いなことに打撲と軽傷。この日も予定通り、中6日で登板予定だった。本人も「手は大丈夫です。(雨で)流れたのはしかたがない。しっかり切り替えて、自分のやるべきことをやるだけ。うまくバランスよく投げたいです」と力を込めた。
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