「お肌」への美意識が高いチームもある。屋外の神宮球場を本拠地にするヤクルトは、昨年から全選手に日焼け止め使用を呼びかけ、親会社が販売するヤクルト化粧品の高級日焼け止め(税別2200円)が配られた。紫外線の影響による蓄積疲労を防ぐ目的で「『塗ってみると疲労度が全然違う』という声が多かった」(橘内トレーナー)と今季も発注済みだ。
トレーナー室には選手用に本社製品「リベシィ」の化粧水と乳液(各税別5500円)が置かれ、球団行事の賞品などで高級化粧品をもらう機会も多い。「オレは無頓着」という畠山以外、ほぼ全員が化粧水などで肌ケアを習慣化している。
山田も「お気に入りの化粧水を持ち歩いている」と胸を張る。移籍組の今浪は「(古巣の)日本ハムの選手は髪形や外見のこだわりがすごかったけど、ヤクルトは肌の美意識が高いですね」。自身、化粧水やコラーゲンサプリの摂取に気を使うようになったという。
汗臭い男の世界も今や昔? 『美容男子』全盛のご時世、お肌もムダ毛ケアも、ムダな努力ではない、はずだ。
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