鳴尾浜でキャッチボールをするマテオ。万全での復帰を目指す 右肩関節炎で5月28日に出場選手登録を抹消された阪神のマルコス・マテオ投手(32)が3日、鳴尾浜での2軍練習で故障後初のキャッチボールを行った。開幕から守護神を務めてきたが、復帰へ向けあせりは禁物。「しっかりと治したい。100パーセントの状態でなければ上で投げることはできない」と、万全の状態を目指す。
もう一度、剛腕を取り戻す。マテオが再出発だ。鳴尾浜の陽光に照らされてキャッチボールを再開し、少しずつ表情も明るくなってきた。
「ちょっと重い感じはあるけど、順調にきているよ。距離を伸ばしていきたいね」
軽めで約20メートルの距離だったが、離脱直前の5月27日以来初めてボールを握り、投げた。
開幕から守護神を務め22試合に登板し、1勝2敗11セーブ、防御率3・80。だが5月後半は5試合連続失点で、右肩関節炎と診断された5月28日に1軍を離れていた。
「しっかり治したい。100パーセントの状態でなければ上で投げることはできない」と、自身に言い聞かせるように慎重に話す。力強さを取り戻し、ブルペン投球を経て、実戦へと段階を踏んでいくことになる。
マテオは4日以降も鳴尾浜に残留して練習を行う。2軍本隊は4、5日のウエスタン・ソフトバンク2連戦(新潟三条)へ向け空路で新潟入りした。掛布2軍監督にとっては、出生地での凱旋ゲームとなる。
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