福澤諭吉が創設した大学で、「独立自尊」を教育の基本とするのは有名。1991年の入替戦で3部リーグに転落したものの、2014年シーズンに悲願の2部リーグ復帰を果たした慶大ボクシング部。お洒落でスマートな慶応ボーイのイメージが強いが、実は、慶大ボクシング部の歴史は古く「慶應義塾拳闘倶楽部」が前身。「練習ハ不可能ヲ可能ニス」を掲げる慶応ボーイらを指揮する佐藤友治監督から、第69回関東大学ボクシングリーグ戦について話を聞いた。(岩崎仁)
――初戦終わってチームの状況、雰囲気は
「初戦の日体大戦は2対5で勝てなかったものの、昨年のリーグ戦終了後から約1年かけて目指してきたチームの姿に近くなってきた。我が部の特徴である団結力をさらに高め、チーム一丸となってこれからの1戦、1戦を丁寧に戦っていきたい」
――普段の練習や日常生活は
「部員の寮はないため、ほとんどが実家暮らしか、一人暮らし。部員同士が会うのは週6日の練習に限られるが、練習後、食事を共にするなど先輩後輩にかかわらず仲睦まじくチームを作っている。練習は厳しく、ジムワークは3分3ラウンドを意識してメニューを組み、基礎を徹底した練習を全員で行う。その後、各自マスボクシングやスパーリングなど、自主性を重んじ学生同士が教え合う。ロードワークも3分3ラウンドを意識したインターバル走などを中心に行っている。土日は部内や出稽古に出かけてのスパーリング。各自の課題を新たに見つけ、翌週は課題の克服のための練習に取り組む」
この記事をシェアする