前半、トライを決めるサンウルブズ・笹倉康誉=秩父宮(撮影・斎藤浩一) スーパーラグビー(SR)に初参戦している日本チーム、サンウルブズは23日、東京・秩父宮ラグビー場で、こちらも新規参入したジャガーズ(アルゼンチン)と第8戦を行い、36-28で勝利。悲願の初白星を飾り1勝7敗とした。ジャガーズは1勝7敗。サンウルブズは次節が空き週で、第9戦は5月7日に秩父宮でウェスタンフォース(豪州)と対戦する。
開始1分、キックキャッチでの激突でサンウルブズWTBビリアミ・ロロヘア、ジャガーズFBホアキン・トゥクレットがともに退場する波乱の幕開け。5分にサンウルブズはSOトゥシ・ピシのPGで3点を先制したが、その2分後にジャガーズに自陣ゴール際まで攻め込まれ、HOアグスティン・クレービーにトライを許し、逆転された。10分には長いパスでBKラインを突破され、WTBルーカス=ゴンザレス・アモロシーノにトライを追加され、3-10とリードを広げられた。
この劣勢からサンウルブズは反撃。相手ゴール前で連続攻撃を仕掛けていた20分、ピシの股下からのパスをつなぎWTB笹倉康誉が左隅トライ。ピシのゴールも決まり同点に追いついた。
32分にピシが中央48メートルのロングPGを決めて勝ち越したが、34分にジャガーズは交代出場したFBエミリアーノ・ボフェリがトライを返し、再び15-13と逆転した。前半終了間際にジャガーズはPGを追加。サンウルブズは13-18と5点のリードを許してハーフタイムを迎えた。
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