5回、降板する阪神・守屋(右)=甲子園球場(撮影・岡田亮二) (セ・リーグ、阪神-ヤクルト、5回戦、20日、甲子園)プロ初登板初先発した阪神・守屋功輝投手(22)は二回に2点を奪われると、四回、五回にも失点。4回0/3で101球を投げ、1本塁打を含む10安打2四球5失点で降板した。
守屋は一回、先頭の坂口に右前打で走者を背負ったが、後続を断ってゼロでの立ち上がり。二回、雄平から空振り三振を奪うも、3連打を浴び一死満塁。相手先発・山中は空振り三振に斬ったが、坂口に中前2点打で早々に2点を失った。
三回に山田に二塁打を許しながら後続に安打を許さなかった守屋は四回、四球で走者を背負うと、二死二塁から坂口に左中間への二塁打を浴び、さらに失点。五回には先頭の山田に真ん中に投じた直球をスタンドへ運ばれ、続くバレンティン、雄平に連打を浴びると、今浪に四球を献上し、無死満塁としたところで、金本監督がたまらず交代を告げた。
18日に鳴尾浜で調整し、「しっかりと投げたい」と気合を入れていた2年目右腕。今季ウエスタンでは5試合に登板し、1勝0敗、防御率1・96と好成績をひっさげ1軍に登板したが、プロの洗礼を浴びる格好になった。
降板後、ベンチで矢野作戦兼バッテリーコーチの言葉に何度もうなずいた守屋。「これが今の自分の実力なんだと感じました。こうした結果で本当に悔しいです」とうなだれた。
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