休養中に引退コメントを用意し、公式HP掲載寸前までいっていたことを明かした浅田真央 フィギュアスケートの元世界女王、浅田真央(25)=中京大=が19日放送のTBSラジオ「伊集院光とらじおと」(月~木曜前8・30)に収録出演。2014年のソチ五輪シーズンを終え、1年間の休養時に「引退の出すコメントを考えて、マネジャーさんに『お願いします』って言って、『ちょっと待ってください』みたいな」と、幻の引退コメントの存在など赤裸々に語った。
今季を終えた浅田は「自分が結果を出せなかったことがすごく悔しくて。やっぱりスポーツ選手で戻ってきた以上は、結果を出すべきだと思った」と振り返り、12日のイベントで18年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪を目指すことを明言したことについて「今シーズンはあまり平昌のことは考えていなかったんですけど、やっぱり自分で言っていかないと願いってかなわないのかなって思いますね」と胸の内を吐露した。
「今シーズンの試合が全部終わって、自分でも『もっとがんばらないと』って思って、次にもう気持ちが向かっていて。自分で目標を持って言っていかないと、結果ってついてこないなって思った」と話し、頭の中にはありつつ封印していた平昌を公言した理由を説明。
ソチ五輪後に休養に入った当時を「スケートのこと考えていました。頭から抜けなかった」と回想した。公の場で現役続行かどうか聞かれるたびに「ハーフ・ハーフ」と話していたが、実際は「復帰すると決めていなかった。むしろ復帰しないほうが強かった。もうやめるんじゃないかと思っていた」と、今だからこそ明かせる秘話を告白した。
パーソナリティを務めるタレントの伊集院光(48)は「ハーフ・ハーフじゃないじゃん」と驚く中、浅田は「ホームページに引退の出すコメントを考えて、マネジャーさんに『お願いします』って言って、『ちょっと待ってください』みたいな」と笑いながら引退コメントの存在を明かし、「すごい考えて、考えて…そういうふうに考えていたこともあります」と打ち明けた。これには伊集院も「幻のコメント見せて、今度。うわ、すげーな」と大騒ぎ。さらに浅田は「2回ぐらいかな」と、1度でなく2度ほど引退へ傾いていたことを明かした。
「スケートしていないと、こんなにも時間があるんだ。特に何がしたいのか分からなかった」という休養期間に、散歩や掃除、友人と食事に行ったりと日常を過ごすうちに「だんだんとそれが嫌になってきて。今までがんばって毎日なにかをしてきた自分がいたのに、目標もなく、ただ生活している自分が嫌になっちゃった」と復帰を決めた経緯を語った。
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