1月に行われた特待生オーディションで発掘した逸材は「ふとした表情や顔が(「高校教師」ヒロインの元女優)桜井幸子をほうふつさせた」と明かし、「まだ上手な演技はできないが、力量のある子役(愛菜、加藤清史郎=14、寺田心=7)の中でドキュメンタリックなノイズを入れてみたいなと。(演技初体験の子役加入で)現場は大変みたいですが(笑)」とドラマの起爆剤となることを期待する。
「まだまだ気になる生徒はいます。楽しみです」と目を輝かした野島氏。日本のドラマ史を築いたトップランナーの挑戦は、まだまだ続く。
★執筆は1日2~3時間「殴り書くイメージで」
絶やすことなく新作を書き続けている野島氏。多忙な上、終日デスクに座りっぱなしと思いきや、「原稿を書くのは1日2~3時間くらい」と予想外の返答。「この方が頭の中が整理されて効率がいい。若いときはすぐに書かなければ不安で考えが熟成しないので、うまくいかないことがあった」と振り返った。今作についても「コメディーは勢いが大事なので、殴り書くイメージで最終回の前の9話まで書き終えています」と明かした。
★4歳の息子の将来「作家は絶対反対」
野島氏は4歳の男児を持つ父親でもある。将来について「俳優は厳しい世界だから、あまりなってはほしくないが、世の中の人が認めてくれる存在になれるのであればいいかも」。しかし、「作家は絶対に反対。作品を書いているとアドレナリンが出てきて眠れなくなるし、プライベートが幸せだと成功することはあまりない。これだけはダメ」と自身が歩んできた道だけは継がせたくないという。
★野球大好き鷹党
インタビュー中、野球用語で例えるなどプロ野球好きで、ソフトバンクのファン。ダイエー時代に捕手で活躍した城島健司氏(39)と親交があることから応援し始めたという。また昨年、脚本監修を務めたTBS系「アルジャーノンに花束を」では工藤公康監督(52)の長男で俳優、工藤阿須加(24)が出演しており、「さらに親近感が増して、応援しています」と笑顔を見せた。
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