13日の誕生日を前にバースデーライブを行った黒木じゅん(中央)。右は作曲家の鈴木淳氏、左は作詞家の悠木圭子さん 演歌歌手、黒木じゅん(49)が10日、東京・霞が関ビルの東海大学校友会館でバースデーライブを開催し、約150人を前に5月18日発売の新曲「いのちの花だから」など全11曲を披露した。
黒木は「霧にむせぶ夜」(1968年)のヒットで知られる故黒木憲さん(享年64)の長男。91年に唐木淳名義で「やせがまん」でデビューし、2006年に亡くなった父の名を継承し、08年「黒木憲ジュニア」に改名した。
昨年、父の恩師でもある作曲家、鈴木淳氏(82)の門下生となり、テイチクレコードに移籍し、「黒木じゅん」として新たなスタートを切る。
「今年でデビュー26年目ですが、ラストチャンスという気持ちで身を引きしめていきたい」と黒木は気合十分。
応援に駆け付けた鈴木氏も、「彼の父は僕の弟のような存在だった。彼の再デビューのつもりでこの曲を書いたので、死にものぐるいでがんばってほしい」とエールを送った。
13日に50歳という人生の節目を迎える黒木は「歌手の目標といえば年末の紅白やレコード大賞ですが、まずはぼく自身の知名度を上げていきたい」と着実な目標を掲げた。