(セ・リーグ、DeNA10-5ヤクルト、2回戦、1勝1敗、9日、横浜)ハマの大花火大会! DeNAは9日、ヤクルト2回戦(横浜)に10-5で快勝し、連敗を5で止めた。いずれも今季最多となる5本塁打、10得点。前日まで打点がなかったホセ・ロペス内野手(32)が3打席連続本塁打で計6打点。右足首の捻挫で開幕戦の登板を断念した山口俊投手(28)も自ら1号2ランを放ち、今季初登板初勝利。横浜の桜は散り始めたが、ベイスターズはやっと開花宣言だ。
関東地方の桜はピークを過ぎたが、ハマスタはようやく開花、しかも即満開だ。2万8425人の観衆は今季初の先発全員安打、いずれも今季最多の5発、14安打、10得点に酔った。
「まさかバッティングでお立ち台に立つとは思っていませんでした。次は投手として立てるように頑張ります!」
ヒーローインタビューで笑いを誘ったのは山口だ。今季初登板で昨年4月25日の中日戦(横浜)以来1年ぶりとなる白星も、七回途中5失点…。だが打撃では四回、左翼席中段へプロ通算2本目となる1号2ラン。自分自身も「打のヒーロー」と認識。メジャーデビューで本塁打を放った米大リーグ、ドジャースの前田と「持っているものは同じかな」と笑った。
1月4日、ラミレス監督から開幕投手に指名された。3月12日のイースタン・リーグ、ロッテ戦(横須賀)で調整登板した際に右足首を捻挫し、同25日の広島との開幕戦(マツダ)での大役を井納に譲った。その井納が勝つと感謝のメール。「返事はなかったですけどね」とおどけたが、迷惑をかけただけに「復帰戦は何としても」との強い思いがあった。
開幕から打点ゼロだったロペスも、これまでの3番から昨年チーム最多の25本塁打を放った5番に戻って爆発。四回の勝ち越し2ランから3打席連発。「リラックスして、プレッシャーを感じることなくできた」と笑顔だ。同点ソロは1軍昇格、即3番で先発した15年目の井手。山口、ロペス、井手と、ラミレス監督が動かした駒がすべて一発で応え、前日まで計6本塁打だったチームは、1試合で5本塁打と目を覚ました。
「チームで勝ち取った勝利。久しぶりにホームで勝てた」。ラミレス監督も上昇ムードを実感。開幕時と比べれば、4番・筒香以外は全て異なるこの日のオーダー。まだ借金5。試行錯誤を終え、今度こそ新生DeNAは春本番を迎える。 (湯浅大)
「自分でもビックリです! とりあえず1本が出てほっとしています」
★大入り7度目
この日の観衆は2万8425人で、DeNAの主催試合では今季8試合で7度目の大入り満員。この3連戦は、ヤクルト側の左翼外野席を除く入場者にチームカラーの青い「ポンチョ」(3試合計7万3000枚)が配布され、スタンドが染め上げられている。約181万人を動員した昨季は、43度の大入りで球団記録を更新したが、7度目の大入りは5月6日のヤクルト戦でシーズン11試合目。昨年を上回るハイペースで、動員数がどこまで伸びるか注目だ。
〔1〕DeNA・ロペスが来日後初の1試合3本塁打。球団(前身を含む)でも1試合3本は最多タイ。2013年4月7日のブランコ(ヤクルト戦、神宮)以来3年ぶり15人目(20度目)で、外国人では7人目(8度目)。1試合3打席連発は04年7月17日の多村仁(広島戦、横浜)以来12年ぶり7人目(8度目)で、外国人では初めて。
〔2〕チーム1試合5本はセ、パ両リーグで今季最多。球団では13年5月10日の巨人戦(横浜)以来3年ぶり。ヤクルト戦では04年9月4日(同、6本)以来12年ぶり。