福留は一回に先制打を放つなど2打点。4番の仕事を十分に果たした(撮影・吉澤良太) (セ・リーグ、巨人2-8阪神、1回戦、阪神1勝、5日、東京D)2年連続でやられるわけにはいかん! 4番の意地だ。福留が先制打&犠飛で、昨季5敗を喫したポレダを攻略する口火を切った。
「チームとして勝ちにつながれば、それでいい。(自分は)打席の中でやれることをやっただけ」
サラリと振り返ったが、4番の一打なくして今季巨人戦第1ラウンドでの勝利はなかった。一回、高山が左前打で出塁。二死二塁から150キロの直球をとらえると打球は二遊間を抜いた。直後に同点に追いつかれたが、三回だ。
藤浪、高山、横田の3連打で勝ち越し、なおも無死満塁で右犠飛を打ち上げ、3点目をもたらした。「最低限の仕事はできたと思う」と納得の表情。直後の重盗でさらに1点を追加し、憎き左腕を意気消沈させた。